ペレットストーブと北海道 灯油は高い時は・・・

ペレットストーブの特徴

ペレットストーブは灯油ストーブと比べると一回り以上大きい構造となります。また、薪ストーブと同じ構造でよさそうに思いますが、燃料の性質が異なるので内部構造が異なります。ペレットストーブは薪ストーブとちがい燃料の補給が簡単で火力の調節もしやすいうえ、煙がほとんどでない特徴を持ちます。ところが燃料のコストを考える（後述）と灯油よりもペレットストーブの燃料代は割高となるというデメリットもあります。火力が強く微妙な火力調整が苦手なことが欠点であり、日本の都市部の住宅にはあまり使われないが、最近少数だが都市部でも段々使われるようになったり、販売店や専門店では原油が100�j最高値に近づこうとしたら、問い合わせや見積もり依頼が相次いでいるそうです。少数ですが、ペレットストーブの購入者には助成金あるいは補助金を設ける自治体もあるようです。灯油の高止まりを前提に考えるとペレットストーブにもお財布の面からもメリットがありそうですが、灯油の価格が下がると「エコ」とどちらが重いかという選択になるかもしれません。

ペレットと灯油を比較？？

ペレットストーブに使われるペレットと灯油ストーブの灯油を比較すると、灯油１リットルに相当する熱量を出すには約1.6キロのペレットが必要という意見があります。ペレットは１キロ当たり６０円前後なので約1.6キロでは96円程度となります。ということは、灯油が１リットル当たり96円を越すとペレットに『お得感』が増すということもいえるでしょう。日本国内では、オイルショック時にペレットストーブの輸入や製造が急増したようですが、その後、原油価格が安定すると需要がほとんどなくなったそうです。地球環境への関心の高まりからペレットストーブが着目され、1990年代後半から需要が増えています。このエコロジー志向のストーブの運転には木質ペレットが不可欠ですが、国内で3箇所だった木質ペレットの製造工場も、ここ数年で急増している。里山に関する環境意識がとくに高い岩手県・長野県の市町村のなかには、早い段階から積極的に木質ペレットストーブの利用を進めているところがある。地球に優しそうなペレットストーブですが、お財布への優しさが微妙なところもあります。使いやすさとか、温まりやすさも重要なポイントになるのかもしれません。

ペレットストーブとは

ペレットストーブとは文字通り「ペレットを燃料とするストーブ」を指します。その「ペレット」は『おが屑や鉋屑などの製材廃材や林地残材・古紙といった木質系の副産物・廃棄物を粉砕、圧縮し、成型した固形燃料』などの木質の燃料のことです。ペレットストーブには長さ１〜２ｃｍの円筒形の形が一般的なようです。スウェーデンでは直径６ｍｍのものが最適な燃焼状態を実現できるとものとして推薦されているということです。ペレットストーブで燃やすペレットは木材の成分であるリグニンを利用して固めるので、固めるために添加物は必要ないということになります。初めてテレビの番組で「ペレットストーブ」を見たときには「ペレット」が何か良くわかりませんでした。最近１リットルあたり百円を突破したと言う報道がありましたが、灯油が高くなったときには、お財布にやさしそうなペレットストーブです。その燃料となるペレットの保管場所とか燃料の補充方法を考えると、やや広めの部屋が必要なようです。そのテレビで見たペレットストーブも喫茶店（レストランだったかも）のストーブの設置場所が店内でしたので、それなりのスペースが確保されていました。